投資信託の基礎知識3

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お金の運用(初級編)



ファンドの分類

前に書いたように、ファンドには、数千の種類が有ると言われています。
その為、素人は選ぶにあたって困ってしまいます。
しかし、これらのファンドは、その性格や生い立ちで、大まかにいくつかの種類に分類できます。
まずは、それらの特徴やリスクとリターンの関係を掴みましょう。

運用対象による分類

投資信託は、運用対象によって大きく公社債投資信託(公社債投信)と株式投資信託(株式投信)の2つに分けることができます。
公社債投信は、運用の対象が国債などの公社債だけで、株式にはまったく投資しないタイプの投資信託です。
これに対して、運用対象に株式が含まれるものが株式投信です。
株式投信はさらに、国内株式型、海外株式型、株と債券の両方に投資するバランス型などに分けられます。


売買の期間による分類

ファンドを購入できる期間によって分類すると、ユニット型とオープン型の2つに分けられます。
ユニット型は単位型とも呼ばれ、ファンドを購入できるのが1ヵ月程度の募集期間の間だけです。
それ以後満期までの信託期間の間は、追加の購入ができないというものです。
ただし、普通は、解約することはできる為、解約によってファンドの資産が目減りしないよう、信託期問の当初にクローズド期間を設け、その問は解約もできないようにする場合も有ります。

一方のオープン型は、いつでも購入したり売却したりできるファンドで、追加型とも呼ばれます。
現在販売されている多くのファンドは、このオープン型です。オープン型のファンドには、信託期間がいつまでと決められているものと、無期限のものがあります。
注)期限があるものでも、それが延長される場合があります。
逆に無期限のファンドでも、資産が減少して十分な運用ができなくなり、途中で償還される場合もあります。


分配金の有無による分類

それぞれのファンドは、分配金を出すかどうかによって、分配型と無分配型に分けることもできます。
また、運用方針によってインデックス型とアクティブ型、グロース型とバリュー型に分けることもできます。
こうしたファンドのタイプは、「OO成長株オープン」「○○世界債券ファンド」「○○インデックスオープン」のように、ある程度は、ファンドの名前で判断できるのですが、これらの事は、目論見書に詳しく書かれているので、実際にファンドを購入するにあたっては、必ず目論見書で商品内容を確認するようにしましょう。


株と債券の比率

投資信託は、株や債権によって運用される為、景気や株式市場の動向などによって価格が変動し、売買のタイミングによっては、元本割れをおこす可能性もあります。

こうした、価格の変動幅は、各ファンドの運用対象と組み入れ比率によって決まります。
簡単にいってしまえば、株式の組み入れ比率が高いほど、価格が変動しやすくなります。
株の比率が高ければ、それだけ大きなリターンが得られる代わりに、リスクも大きくなるのです。
通常、株式組み入れ比率が50%以下のものは、安全性を重視した、債券を中心に運用するファンドとされます。
また、50%以上70%未満だと、債券からの利息収入で安定した収益を上げるとともに、株式の売買益による利益も得ようとするタイプとなります。


債権もさまざま

では、債券ならリスクはないのかというと、必ずしもそういうわけではありません。
例えば国債でも、日本やアメリカなど先進国のものは安全性が高いといえますが、経済や国情が不安定な国の債券は、利息や元金が約束どおり返ってこない可能性もあります。
そのため、社債と同様、国債にも格付けがあり、格付けが高ければ利回りは低く、格付けが低いほど利回りが高くなります。
したがって、同じように債券を中心に運用するファンドであっても、格付けの高い日本の国債などのみを運用対象とし、株式を一切組み入れない公社債投信のように、リスクがほとんどなく預貯金のような感覚で投資できるものもあれば、格付けが低い債券に投資して大きいリターンを得ようとするものもあります。

リスクとリターンの指標  RR

投資信託の株の組み入れ比率や運用対象によるリスクとリターンの度合いは、RRとも呼ばれ、RR1〜RR5までの5つに分類されることが多くなっています。

RR1は、ほとんどリスクも無い代わり国債程度の利回りしか期待できません。
順に番号が大きくなるほどリスクが高くなり、RR5は、もっとも積極的な運用を目指します。
格付けの低い債券や、途上国の株などに投資します。
また、「デリバティブ」と呼ばれる金融のハイテク手法を使ったものなども含まれます。


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