投資とは

お金の運用(初級編)



お金は、貯めるものではなく、
運用するもの

お金は有る程度まとまった金額になるまでは、貯蓄する物ですが、その後は、お金自信に働いてもらう物です。
それでは有る程度とはどの位の金額でしょう。
昔は、100万円程度でしたが、現在はさまざまな金融商品が有り、遥かに小さな金額でも運用を始められます。



リスクとリターン

お金の運用は、貯蓄とは違いますから、多かれ少なかれリスクを伴います。
つまり最初の元金よりも減ってしまう可能性が有りこの状態を「元本割れ」と、いいます。
このように言うと途端に尻込みしてしまう人も居ると思いますが、実は貯金にも同じようなリスクは有るのです。
お金は、最終的に買い物をしないと、価値が有りません。
お金をお金のままで持っていても、鼻紙にもなりません。
もっとも、精神安定に役立つ人は居るかもしれませんが。
今100万円で買える絵が有ったとして、この時たまたま定期預金で100万円持っていたとします。
しかし定期の満期まで1年待っていたらその絵が120万円に値上がりしていたら、その100万円は、額面上は同じでも、1年前より2割も価値が目減りした事になります。
この様な現象をインフレリスクと言います。
15年位前までは、普通の現象でしたが近頃すっかり忘れられたようです。


投資と投機

投資と投機は、名前は似ていますが目的や手段がかなり異なります。
一番の違いは、運用の期間ではないでしようか。

○投機とは

日々のニュース等の情報により金融市場の短期的な先行きを予測し、それにより利益を得ようとするものです。
と言っても、主婦の人など訳が解らないと思いますが、徐々に説明します。
いずれにしても、短期間の勝負となり速い時は買った株や債権を1時間以内で売り払う事も有ります。
短期間で勝負する為、0.1%の利益でも年利換算すると莫大なものになります。
しかし、この事は、損をする場合にも当てはまるのをお忘れなく。
いずれにしても、情報の早さと、情報を正しく読む事が大事で、なかなか素人が手を出せる世界では有りません。

○投資とは

国や、地域、会社、などの発展性を考えて、その手助けの為の資金を提供し、その発展の見返りを共に得ようとする考え方です。
したがって、期間は比較的長期になり10年程度は普通です。
しかし、そんなに長い間待てないと言う人の為に、途中でも、その権利を売り買いできるようになっています。
自分が投資した時より、その国や、地域、会社に将来性が有ると思う人が多くなっていれば、その権利を高く買い取ってくれます。
もちろん逆の場合も有りますが、政変等が発生しない限りその変動は比較的緩やかです。

素人がお金の運用をする場合は、基本的に投資になります



投資の対象

○株

投資の対象として最もよく知られているのは、株です。
私たちは、特定の企業へ資金を提供することで株主となり、さまざまな権利を得ることができます。
株主の証として発行されるのが、株(株券)です。
株は、それ自体を売買することができるため、企業の業績や人気によって、株の価格である株価が変動します。
そこで、株を安く買って高く売れば利益を得られますが、その逆になると、損をするというわけです。
現在私たち個人が株を買える企業の数は約3500あります。

○債権

債券は、私たちが国や企業へお金を貸し付けたときに受け取る一種の借用書です。
借用書ですから、元金が返済される期日と、それまでの間に支払われる利子の割合があらかじめ決まっています。
その点では預貯金と似ていますが、大きく違うのは、債券そのものを売買できるということです。
そのため、債券の価格も株と同様に変動します。
ただし、値動きの幅は、株ばと大きくはありません。



投資型金融商品とは

一般の人が投資をしやすいように、証券会社や銀行等が、債権を小口化したり、株式を組み合わせてリスクを減らしたり、運用を代行して、販売しているものを投資型金融商品と言います。
投資型金融商品には具体的にどんなものがあるのでしょうか。

○投資信託

投資信託は、たくさんの人から集めた資金を日本や世界の株、債券などに分散して投資することによって、株や債券につきものの値下がりリスクを減らすとともに、より高い収益を上げようとするものです。
集まった資金はファンドと呼ばれ、資金を集めるにあたっては、どんなものにどれだけ投資するかをあらかじめ決めておきます。例えば、「日本の株にだけ投資するファンド」「世界の株と債券に投資するファンド」といった具合です。

○外貨建て商品

現在の日本が超低金利であるのに対し、海外には日本より
金利の高い国があります。

そうした国で預金をすれば、たくさんの利息を得ることができます。
例えば、アメリカの定期預金なら日本の定期預金より高い利息を確実に得ることができます。
ただし、ドル預金をするためには、日本の円をドルに換えて預け、満期には受け取った元金と利息をドルから円に換える必要があり、この交換のための手数料がかかってきます。

さらに、ドルと円の交換比率は毎日変わるため、換えるタイミングによって、手取り金額が増えることもあれば、減ってしまうこともあり、場合によっては、せっかくの利息収入がなくなってしまうこともあります。
このように為替レートの変動によって得られる利益を為替差益、失われる利益を為替差損といいます。
外貨預金だけでなく、外貨建ての株、債券、投資信託などの金融商品では、
常にこの為替の差損益を考慮しなければなりません


貯蓄と投資のバランス

株や債券、投資信託のように値動きのあるものに投資する場合は、価格変動のリスクを避けることはできません。

また、外貨預金などの外貨建ての金融商品には、為替の変動によるリスクがつきものです。

したがって、いくら投資が重要だといっても、手持ちの資金をすべて投資に回してしまうと、日々の生活費や住宅ローンの返済資金、確実に必要になる子どもの教育資金などが不足することにもなりかねません。

また、予期せぬ出費があったら、家計が破たんしてしまう可能性もあります。
また、そこまで至らなくても、常に値動きをしている商品の場合必要に迫られて、価格の下がっている時に泣く泣く売り払うという事になりかねません。

ですから、投資をする際には、資金を貯蓄型商品と投資型商品に分散するようにします。

一般には、投資に回せるのは資産の30〜40%程度がよいとされています


分散投資と言う考え方

よく「五つのかごに卵を盛るな」といわれます。
1つのかごに卵を入れておくと、そのかごが落ちたとき、卵は全部割れてしまいますが、いくつかのかごに分けて入れておけば・たとえそのうちの1つが落ちて卵が割れても、ほかのかごに入っていた卵は安全だという意味です。

これが投資に欠かせない分散投資の考え方です。

投資の対象や投資型の金融商品には・株・債券・投資信託、外貨建て商品などがあり、リスクの度合いは・それぞれ異なります。
そこで、1つのもので全部の資金を運用するのではなく、いくつかの投資対象や商品に分散することで、リスクを減らすことが可能になるのです。

例えば、輸出型企業の株も輸入型企業の株も、為替の動向によって価格が変動しますが、一方が上がれば片方が下がるというように、値動きが逆になります。
ですから、両方に投資しておけば、どちらかが下がってもどちらかが上がることによって損失をカバーでき、リスクを分散させることができるというわけです。

投資信託の場合でも、日本の株を対象にするものと、海外の株を対象とするものの両方に投資しておけば、この先日本経済が低迷を続けても、海外の株の価格が上昇すれば、資産を増やしていくことができます。

但し、この考え方は、資産が沢山有る人や、退職金等のなけなしのお金の場合は有効ですが、100万円しか、お金が無い人が分散投資をすると、手数料がバカにならず効率が悪くなります。

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