喫煙のリスク



タバコを吸う事はいろいろな病気の発病リスクを自ら負う事です。
このページでは、さまざまなリスクについて具体的に考えて行きます。



発ガンのリスク

  喫煙といえばガンと言われるほど密接な関係が指摘されます。
その危険性を視覚的に示すグラフとそのデーターと成った表を下に示します


これらのグラフと表から何を読み取れば良いかと言うと、それは次の事柄です。

寄与危険度(population attributable risk %)または原因分画(etiologic fraction)は、全体の死亡率1tと、非喫煙者の死亡率1oとの差1t−1oを1tで割りパーセントの形にすることによって得られる。

タバコがなくなれば、どれだけその死亡が減るかという目安になる。
男の場合、毎日喫煙の寄与危険度の高い部位のがんの危険度は、図に示す通りである。

全がんの3分の1、喉頭がんの96%、肺がんの72%、食道がんの48%に毎日喫煙が寄与している。

非喫煙者の女性の場合、夫の喫煙により肺がんの3分の1が生じている。


下のグラフと表は、国立ガンセンターの資料を使わせていただきました

 国立がんセンター

がんの部位別死亡に及ぼす毎日喫煙の寄与危険度のグラフ

非喫煙の妻の特定死因に及ぼす夫の喫煙の寄与危険度(%)のグラフ

資料:平山雄、予防がん学、その新しい展開、メディサイエンス社(東京)、1987年


がんの主要部位別にみた非喫煙者を1.00とした喫煙者の死亡比(昭和41年〜昭和57年)
性別
部位
総数
毎日喫煙
非喫煙
標準化
死亡比
死亡数
年齢標準
化死亡率
死亡数
年齢標準
化死亡率
死亡数
年齢標準
化死亡率

喉頭がん
83
4.8
79
6.5
1
0.2
32.5
**
肺がん
1,454
84.7
1,314
107.3
87
24.1
4.45
**
※原発性肝がん
123
7.2
106
8.4
9
2.5
3.36

咽頭がん
34
2.0
28
2.3
3
0.7
3.29
*
口腔がん
53
3.1
46
3.7
5
1.3
2.85
*
食道がん
438
25.5
369
29.8
49
13.3
2.24
**
全部位のがん
8,794
512.8
7,060
571.2
1,241
347.0
1.65
**
膀胱がん
173
10.1
136
11.3
27
7.0
1.61
*
膵臓がん
399
23.3
323
26.1
61
16.7
1.56
**
肝臓がん
788
46.0
618
49.6
116
33.0
1.50
**
胃がん
3,414
199.0
2,677
215.5
528
149.0
1.45
**
脳腫瘍
77
4.5
63
4.9
10
3.4
1.44

リンパ腫
231
13.5
177
14.2
36
10.6
1.34

胆管がん
240
14.0
180
14.6
43
11.9
1.23

直腸がん
316
18.4
234
19.1
57
15.6
1.22

甲状腺がん
22
1.3
18
1.4
4
1.1
1.27

腸がん
256
15.0
193
15.7
47
12.4
1.27

副鼻腔がん
71
4.2
54
4.3
13
4.0
1.08

白血病
107
6.2
81
6.4
19
6.0
1.07

腎臓がん
58
3.4
44
3.6
12
3.4
1.06

前立腺がん
183
10.7
129
11.0
45
11.0
1.00


喉頭がん
19
0.9
5
2.3
13
0.7
3.29

※原発性肝がん
28
1.3
6
2.6
20
1.1
2.36

肺がん
463
21.8
107
43.0
328
18.4
2.34
**
膀胱がん
75
3.5
17
7.1
56
3.1
2.29
*
甲状腺がん
33
1.5
7
2.6
25
1.4
1.86

食道がん
147
6.9
28
11.0
113
6.3
1.75
*
肝臓がん
463
21.8
81
33.1
355
19.9
1.66
**
子宮頸がん
589
27.7
91
40.3
459
25.7
1.57
**
膵臓がん
280
13.2
43
17.9
221
12.4
1.44
*
口腔がん
32
1.5
5
2.1
26
1.5
1.40

全部位のがん
5,946
280.0
848
352.2
4,765
267.2
1.32
**
胆管がん
290
13.7
42
17.5
235
13.3
1.32

白血病
99
4.7
13
5.9
83
4.6
1.28

乳がん
241
11.3
31
13.8
195
10.8
1.28

卵巣がん
106
5.0
13
5.6
85
4.7
1.19

胃がん
1,833
86.3
239
98.3
1,485
83.3
1.18
*
皮膚がん
50
2.3
7
2.7
41
2.3
1.17

(注)
1)男の観察人年の総数は1,709,173、毎日喫煙は1,291,645、非喫煙は310,506であり、 女は2,140,364、219,975、818,199である。
2)「※原発性肝がん」は、肝臓がんの再掲である。
3)総数には、「ときどき吸う」、「前に吸っていた」、「不明」が含まれている。

資料:平山 雄、予防がん学、その新しい展開、メディサイエンス社(東京)、1987年

* = P < 0.05
** = P < 0.01


死亡原因の中でタバコが原因となっている割合

英国の男性とアメリカの男性のグラフに勢いが無くなっているのが目立ちます。

おそらく昨今の禁煙ブームの影響が出ているのでしょうか?。
まあ、元が高すぎると言うのも有りますけれどね。

スウェーデンは後でも触れますが、流石は禁煙先進国の面目躍如と言ったところでしょうか。

これに対して、我が日本の男性はなんと力強く元気な右肩上がり一直線です。
アメリカとイギリスの勢いが無くなった今 近いうちに世界最高になる事間違いなさそうです。

これが経済成長なら大いに歓迎なのですが、死亡原因なので御免こうむりたいものです。




画像は禁煙広報センターの物を使わせていただきました。

いろいろな死亡原因の割合

この表からわかる事は、先進国では喫煙と生活習慣病(高血圧、コレステロール、肥満、)及び運動不足でほとんどの人が亡くなっていると言うことです。



画像は禁煙広報センターの物を使わせていただきました。


火災の危険

平成14年に発生した全国の火災の総出火件数は63,575件で、そのうちタバコによる火災は、6,749件。
全体の約10パーセントを占めていました。

タバコによる火災の場合、ぼやや一部焼失など、比較的
規模の小さい火災でも、死者が発生してしまいます。
これは、火災の原因のほとんどが、【寝タバコ】だということに原因があるのです。


火事になってしまった理由は次のような物です。
寝タバコをして、煙草の火種がふとんに落ちた(煙草を落とした)。
タバコを灰皿に捨てたが、消し損ねて他の吸い殻が燃え始め、ガラスの灰皿が割れて延焼
吸い殻をゴミ箱に捨てたら、消えていないタバコがゴミに着火。
灰皿に、吸いかけのタバコを何気なく置いていたら、そのまま忘れて出かけてしまい火災になった。









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